R.Strauss: Capriccio (Böhm)

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CAPRICCIO-Bohm600.jpgCAPRICCIO-BohmB600.jpg
右側の写真はリブレットの表紙、巨匠シュトラウスと若き日のベームです。たぶん「カプリッチョ」の話をしているわけではないでしょう。表紙をめくると、今度はクレメンス・クラウスとリヒャルト・シュトラウスの写真が掲載されているのですが、クレメンス・クラウスがカプリッチョの台本の大半を仕上げた人だったのです。とは言え、ベームはショトラウスと同時代に生きた指揮者として作曲家の意思を少なからず汲んだ演奏をしてしかるべき人でしょう。

この演奏は1972年の録音ですが、この当時のベストに近い歌手が配されていると言ってよいでしょう。馴染みのある声ばかりなので視覚を伴わなくても場面を思い浮かべやすいという利点がありますが、逆に劇中人物よりも歌手の個性が勝ってしまって違和感を覚えることもあります。たとえばフィッシャー=ディースカウは頑張り過ぎですね。マドレーヌ役のヤノヴィッツとクレロン役のトロヤノスがいい。男性では作曲家のシュライヤーが素晴らしい、ヘルマン・プライの詩人も魅力満点なんだけど、やっぱり個性が強すぎるかも知れない。リーダーブッシュが役柄を十分に演じ切っていて安心して聴くことができます。

歌手に共通して言えることは言葉(発音)が明瞭だということ。このオペラではこれは大変重要なことでしょう。

Die Gräfin . . . Gundula Janowitz
Der Graf, ihr Bruder . . . Dietrich Fischer-Dieskau
Flamand, ein Musiker . . . Peter Schreier
Olivier, ein Dichter . . . Hermann Prey
La Roche, der Theaterdirektor . . . Karl Ridderbusch
Die Schauspielerin Clairon . . . Tatiana Troyanos
Monsieur Taupe . . . David Thaw
Eine italienische Sängerin . . . Arleen Auger
Ein Italienischer Tenor . . . Anton de Ridder
Der Haushofmeister . . . Karl Christian Kohn

SYMPHONIEORCHESTER DES BYERISCHEN RUNDFUNKS
KARL BÖHM

1972 Hamburg
Deutsche Grammophon 445 347-2

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このページは、mulinが2009年7月16日 23:18に書いたブログ記事です。

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